007 トゥモロー ネバー ダイ

Top > アクション > 007 トゥモロー・ネバー・ダイ

ボォンドォ。。。ジェームス・ボンドォのゲー

タイアップものなんであまり期待してなかったんっすけど
どうしてなかなか見事なエンターテイメントと仕上がってました

オープニングの映像は
映画のセオリーどおり、007のテーマとともに
スコープに狙われるボンド登場、スコープに向かってボンド発砲、
スコープに血が流れユラユラ・・・
これだけでけっこう気分が盛り上がります
その後に流れるゲーム画面と映画映像をミックスして実にかっこよく編集し
リミックスされた007のテーマにのって
MTVなみのイカす映像は一見の価値有りです
CG使わずとも充分にかっこいいオープンニングできるもんだと感心します

このソフトは映画「トゥモロー・ネバー・ダイ」の映像をバリバリ使っていて
ミッションクリア後に挿入ムービーとしていろいろ流れますが
特に腰ぬかしたのは、ミッション2終了後に流れた
映画のオープニングのフル映像です
シェリル・クロウの曲にのって、ちょっとセクシーな大人の映像
映画の本編でも、度胆をぬく派手なアクションシーンの後に
オープニングが流れる手法をとってますから
このゲームでも再現しましたってとこですかね
ここまで徹底されるとは参りました

ゲームシステムは基本的に「サイフォンフィルター」(以下SF)と
非常に近い内容ですが
完成度としてはSFまではいってませんね
しかしSFを好きな人ならけっこうお勧めです
コントローラの操作っていうかアクションはほぼ同じです
初期設定のボタン配置が操作性イマイチだったので
SFのボタン配置に変更すると随分としっくりきました

できるだけ敵に気付かれずにミッション遂行ですから
緊張度高いのはいうまでもありませんね
敵の背後に忍び寄って、敵の後頭部を拳銃の台尻で痛打して気絶させる
アクションもあるんですがタイミングがよくわからず
1回ぐらいしか成功したことありません
これ決まればけっこう爽快なんですけどねぇ

ヘッドショット(脳天ぶちぬき)も取り入れてありますが
SFのようにガイド表示されないのでけっこうシビアかな
ミッションクリア後にステルスキル数(気付かれず排除した数)の表示もあるし
隠密行動好きにはたまらんですなぁ

操作はやや重いのでちょっとイラつきます
ロックオンシステムも一番近い敵を常にロックしてくれれば
いいんですが、なにかの拍子にロック外れて再度ロックすると
違う敵をロックしちゃうんでパニくってしまいます
たまに挟み撃ちに会うこともあるんですが
敵の突然攻撃が非常にわかりにくいところも欠点かな
接近する足音があるんですけど、一方と交戦中だと聞き取りにくいんですよ
それとレーダー表示の類いは一切ないです
自分で前後左右の安全確認が必須
レーダー無い方が緊張度高くておもしろいかもよ

難易度はSFにくらべると高め
というのも敵に発見されると
SFの場合だと危険ゲージが一杯になるまでは
敵の攻撃ダメージは受けないんですが
007の場合は即ダメージ受けちゃうんで
うまく物陰に隠れながら銃撃戦のテクがとわれます
難易度設定はエージェント(易・中)と007(高)がありますが
007でないとエンディングは見れません

このゲームは潜入、暗殺任務のガンシューテングの他に
スキーゲームとボンド・カーゲームがあります

スキーゲームは脱出と目的地移動で登場するわけですが
敵はボンドを追いかけてきて倒そうとストックでプッシング攻撃してきます
こちらも負けずにプッシング攻撃で応戦ですが、ちょっと笑えます
スキーを題材にしたアクションを演出するゲームを追求した結果が
このゲームなわけですが・・・やっぱり笑えます
どうしても入れたかったんでしょうな・・・
ちなみにジャンプではトリックアクションが決められます
コザックジャンプとかね。。。。せやからどうやねん。。。
・・・ほんとは本人けっこう楽しいんだけどね・・・

でもうひとつのボンド・カーゲーム
007といえばボンドカーはひとつの楽しみなわけですが
このゲームはあまりにもおそまつ・・・
もっと他にあるやろぉ、かっこいい爽快な遊び方って
ツッコミいれたくなります
これなら自分で運転じゃなくて、強制スクロール運転で
自分は兵器撃ちまくりに専念できるほうがよろしいかと思いますが
ダラダラと敵を追いかけてダラダラ攻撃はつまらんすよ・・・
プレイ画面はボンドカーを後ろから追尾カメラだったんで
迫力不足なのは否めません
せめてコクピット視点だったらもう少しイメージ変わったと思うけどなぁ

各ミッションステージは
基本として映画のシナリオに沿って進むわけですが
そこはゲーム化にするにあたってどうしても無理が発生するわけで
は?なんですかそれは?的なステージもあります
日本向け発売ということで気を使われたんでしょうが
北海道のミッションがあります
お!丹波哲郎の登場か(過去の日本ロケ007映画で登場)?と思いましたが
内容的にはミッション1の焼き直しにすぎなかった・・・
雪国らしくスキーゲームで現場移動後に暗殺任務の流れなんですけど
スキーゲームのゴール地点には神社の鳥居があります
かといって神社が暗殺任務の舞台になるわけではないのです

鳥居のみ・・・

ああ・・・認識不足の外国人が思う日本のイメージが今だ根付いてます
(お城、富士山、新幹線、ちょんまげ、着物で町中を闊歩するヤクザ・・・)

ちょっと悲しいぞ、っていうか・・・おもろいぞ!
ローカライズする時に誰もツッコミいれんのかいな。。。ほんま

日本であることを印象づける為のワンポイントですな

姿勢は認めますが・・・

ステージの各エフェクトですが、これは大満足の合格点です
ハリウッド映画っぽく非常に凝った作りになってます
武器によって射撃音全て違うし
敵の最後の叫びや死に様も実にバリエーション豊かです
体の崩れ方はもとより
雪のステージで敵が倒れると雪ホコリあがったり
印刷工場では印刷機に挟まれるシーンまでわざわざ演出してくれます
外れた弾丸は、全て弾痕が残り壁中穴だらけになる細かな演出・・・

あぎゃぁ〜〜
ああああ〜〜
ボンド被弾〜〜〜
ボンド死す〜〜〜
ボンド増殖〜〜〜

こういった演出サービスは非常にうれしいんですよね
特に映画好きな私にとって・・・

しかし残念なのが一点あります
ポリゴンムービーシーンでボンドの声が吹き替えだったこと
当然、ピアーズ・プロズナンの声で字幕表示だと思っていたのにガッカリです
イメージがかなり違うのでちょっと興醒め
ゲーム中のダメージ声はプロズナンなんですけどねぇ
せっかくだからセリフもついでにやってくれたらよかったのに

総ステージは全10面
一面あたり、わりと長めのステージとしてもちょっと少ないですね
映画3本分くらいは入れて欲しいくらいです
ケチケチすんなよって感じかな

ロードは長いですね
まぁステージ最初と終了にしかロード発生しないんですけど長いです
リスタートのロードも同様に長いです
死にまくり回数が多いと長いロード回数も多くなります

まだまだ荒削りなところはありますが
このゲームは007の世界を堪能させてくれることは間違い無しです
こういったタイアップものは
あまり強くキャラクター性を押し出さず、ゲーム性のバランスを重視した点が
成功の秘けつではないかと思わせる秀作だと思います